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6年目ナース転職体験談|教員免許も無く臨床経験だけで看護実習指導教員なった看護師の話

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公立病院病棟の激務に病み
こんりんざい看護師なんてしないと退職した看護師よもぎです。

そんな決意とは裏腹に
なんだかんだで看護師つづけて現在12年目になります。

毎日残務で帰れない・嫌味陰口・安い給料・・


そんな看護師に疲れたみなさん・・

看護師の働きかたは無限にあるのです・・

どうか看護師を辞る前に、働きかた変えてみてください・・

きらきらぼうや

今回は
看護学校で非常勤で働く実習指導教員について解説していきます。

筆者は経験年数がクリアしていただけで、教員免許がなくても実習指導教員を務めていた経歴があります。

事前学習にレポート作成、全体像の把握など、やることが多い看護学校の臨地実習。

看護師なら誰もが通ってきた道ですね。

公立病院の病棟での激務に心身を病み、次のあてもなく退職を選んだ筆者。

もう看護師なんて辞めて緑マークのカフェでバイトでもするか・・と思っていた矢先

母校の恩師に泣きつきに行ったことがきっかけで、“看護学校の実習指導の先生”の道へ進むことになりました。

病棟勤務が6年過ぎたころのお話です。

看護師辞めたいほど激務に追われている看護師の皆さん、看護師の働きかたは多岐に渡っています。

この記事が参考になると幸いです。

この記事を読んだあなたはこうなります

『看護実習指導教員』について分かります
・どんな仕事か
・どんなひとに向いているか
・待遇や採用条件は
看護師の働きかたの選択肢が増えます

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目次

看護実習とは

まずは懐かしの看護学校の臨地実習について、簡単におさらいしていきます。

看護実習の目的

・看護学生の臨地実習は、講義や演習で学んだ知識や技術を実際に病院や施設などで、患者さんを受けもち、
病院の指導者や学校の教員に指導を受けながら、実践できる能力を習得していく


・患者さんにどんな看護が必要なのか、考えながら実習にあたっていく

看護実習の内容

1年次2年次は病院での基礎看護学実習、2年次は成人、老年、小児、母性、精神などの領域別実習があり

3年次はほとんどが実習期間となります。

学生は担当教員の引率のもと、だいたい5~6名のチームで実習をすすめます。

実習はおおよそ5月から始まり、2月くらいまで続きます。

実習スケジュール一例
【1年次】
8月:基礎看護学実習Ⅰ
11月:地域・在宅看護論実習Ⅰ
1月:基礎看護学実習Ⅱ
【2年次】
9月~10月:基礎看護学実習Ⅲ
1月~ 2月:地域・在宅看護論実習Ⅱ.成人.老年.小児.母性.精神看護学実習
【3年次】
5月~10月:地域・在宅看護論実習Ⅱ.成人.老年.小児.母性.精神看護学実習
11月:看護の統合実習

実習の時期や内容は各学校によって異なります。

ヨモギ

筆者が担当していたのは成人看護学実習でした。

実習指導教員の業務

筆者の実例をもとにご紹介していきます。

実習指導教員の業務の流れ

  1. 【実習開始前】看護学校に出向き、看護学校の専任教員から、実習の目的や内容について打ち合わせを行う
  2. 【実習期間中】基本的に現地集合、現地解散 (実習初日と最終日は白衣とシューズを持参し、期間中は更衣室に置いておく)
  3. 【実習期間終了後】看護学校に出向き、学生の実習の様子を記述したレポートを担当の専任教員に提出し、報告を行う
    ※1~3をくりかえす
きらきらぼうや

担当する学生グループは5~6人だったよ

実習期間中は、朝集合場所へ学生が来られたか、記録物やその日の看護計画が書けているか、実習先での学生の行動把握、病棟の学生指導の看護師さんとの連携などを行います。(詳しくは次に記述)

一日の流れ

主な実習中の一日の流れです。

基本的に残業はなく、定時で上がれます。

7:30現地集合(学生の出欠と体調確認)、着替え
8:00実習開始、行動計画の確認、実習現場へ。師長、担当の指導看護師さんに挨拶
8:30申し送り聴収後、学生が担当看護師さんから指導を受ける
9:30患者さんへ挨拶、学生のケア準備や実践に付き添い、関わりや声かけについて適宜学生と振り返る
12:00配膳、昼食休憩
13:30患者さんへのケアなど付き添い、適宜振り返りを行う
15:30学生カンファレンス、明日のケアの確認
16:30患者さんへ挨拶し実習終了、着替えて現地解散

※実習科目や病院・施設によってスケジュールは異なります

学生がまだ慣れていない場合は、実習指導教員が実践に付き添うことも多いです

実習指導教員の役目は

「わからない」から「わかった」に

実習期間中に、入院中の患者さんの状況が変わるのはよくあることですね。

実習に行ったら、昨日と状態が変化していて、計画の変更が必要になった!なんてこともよくあることです。

きのこん

看護計画の短期目標がうまくたてられない・・

きょうりゅう

指導者さんから行動計画の一部を指導されたけど
どう変えたらいいのか分からない・・

このような現場の変化で起こる学生の不明点の解決をサポートしていくのも役目のひとつです。

実習指導教員は、学生が修得した知識・技術・態度を統合し、看護学実習における対象者に看護ケアを提供することを支援する。
実習指導教員の具体的な役割は、複雑で多様な臨地の場面において、学生がその現象を理解し、必要とされる看護ケアを判断し、実施するプロセスを導くこと、さらに学生が看護の理解を深化、検証できるように、学生自身の体験を学生にとっての教材となるよう創意工夫する。

引用文献:文部科学省看護学実習ガイドラインより一部抜粋

メンタルケアも大切


実習の後半になると、日々のストレスに耐えられず休む学生もでてきます。

休みが増えると、取得単位にひびいてしまいます。

留年ならまだしも、退学の道を選ぶ学生も少なからずいます。

すこし頑張れば乗り切れるものなのであれば、その背中を押してあげたいものです。

実習が苦痛な時間にならないよう、学校では体験できない現場の楽しさを伝えたいですね。

ヨモギ

筆者は日々の記録が終わらず睡眠が十分にとれないまま
実習に行くのがしょっちゅうでした‥

感動的なお産に立ち会えたり、患者さんから嬉しい言葉をかけてもらえたり

何十年たっても忘れられない貴重な経験ができるのが、臨地実習の醍醐味だと思います。

そんな ”大変だけどいい思い出“ となれるような実習を一緒に作りあげられるのが、実習指導教員の役割です。

実習指導教員のやりがいは

学生の学びの成長をサポートできる

看護師という教育者として学生に関わることができるのが、この仕事の魅力のひとつです。

学生の「わからない」が「わかった!」に変わる成長に関われます。

教えることが好きだったり、一緒に調べて学んでいけたりする方に向いているのではないでしょうか。

学生が困っているときや壁にあたったときに、実習指導教員は非常に頼られます。

時にはグループ全員で考えたり、調べたり。

すぐに答えを与えず、学生が成長できるにはどうしたらいいか?考え、導いていけるような関わりが必要です。

筆者の場合、教員免許は無く、特別な研修を受けたわけでもありませんでした。
それゆえに指導なんて大それたことはできない‥と感じていました。
そのため、自分の臨床経験や看護観を頼りに、参考書を見ながら学生と一緒に
勉強するスタンスで取り組みました。
その立ち位置に親近感があったようで、学生は気兼ねなく相談してくれているようでした。

指導者として自分の看護観を伝えていける

後に述べますが、実習指導教員になるために、必須条件として十分な臨床経験の有無があります。

これはつまり、どんな状況でも対応できる看護観が備わっているか、ということでもあります。

自分の看護観を学生に伝えていけることは、

これまで積み上げてきた臨床経験を生かせる場でもありますね。

逆を言うと自分の看護観が確立していないうちは、実習指導教員を務めるのはまだ早いと言えます。

実習先が職場見学になる

実習先は看護学校が提携している病院や施設です。

ほとんどが大学病院、公立病院、個人病院で、他には訪問看護ステーション、介護施設、保育所などです。

実習期間中は日勤帯のほとんどを過ごす場所になるので、実際の現場の雰囲気がよくわかります。

ヨモギ

実際こういう理由で
実習に行っていた病院へ就職する同級生は多かったです。

働く場所の雰囲気の良さは、働きやすさに直結するので大切ですよね。

こうして職場の環境を見てみて、ここで働きたいと思ったら、転職エージェントに相談して求人情報を紹介してもらうのも十分ありだと思います。

きらきらぼうや

そうして現場に復職していった教員は何人か知っています。

登録して求人を探してみる

実習指導教員の大変なところは

朝が早い

臨地実習は、朝が早いですよね。

実習先が初めて行く場所なら尚更です。

初日は学生が迷う可能性もあるので、特に集合時間に早めに着いておく必要があります。

ヨモギ

筆者はマイカー通勤だったので
実習先までの道のりを把握するのと、渋滞に巻き込まれないために
特に初日は早く家を出ていました。

きょうりゅう

そのぶん終業時間も早いけどね!

事前の入念な打ち合わせと前準備が必要

実習開始前は、学校に出向き専任教員と打ち合わせを行います。

実習指導教員は、学校の授業に参加していないので、学生の学習の進行状況を知りません。

ですので、この打ち合わせで、十分に情報収集しておく必要があります。

「今回の実習ではこれが目標なので、これ以上の看護ケアについては見学だけにしてください」など
具体的な内容を確認をしておくと、実習中に困ることがありません。

また、実習中は学生から記録用紙の記述の仕方を聞かれることもあります。

専任教員からサンプルの記録用紙を資料としてもらっておいて、事前に確認しておく必要があります。

現場の指導者さんとの連携

実習中の学生によく起こるのが、「指導者さんと教員で言っていることが違う」問題です。

いろいろな見方ができる状況ではそうなることも多いので、これは仕方のないことでもあります。

ですが、意見が異なると、学生に混乱を招いてしまいます。

このような事態にならないために、指導者さんと実習指導教員は連携をとっておく必要があります。

実習の合間を見つけて、指導者さんとの打ち合わせの時間を設けるといいでしょう。

学生との関係性の構築

前述でも触れましたが、実習指導教員は学校での授業に参加していません。

なので学生との関わりがほとんどないまま実習に臨みます。
(実習オリエンテーションで学生と顔合わせする機会はあります)

学生との関係性を構築するためには、自分から声をかけてコミュニケーションを図ることが必要になってきます。

実習中の学生は、緊張や不安を抱えています。

病院は、学校とは違い生死が関わるので緊張感に包まれています。

そんな空気感に慣れていない学生が、緊張や不安を感じるのは自然なことですよね。

そのため『ここ(実習先)に来ているだけで頑張っている』という視点が非常に重要です。

その視点をもって関わると、学生の気持ちに寄り添う声かけができるでしょう。

実際に筆者も、目線を合わせた関わりを意識することで、学生との距離がグンと近づきました。

実習指導教員になるには

必須条件、勤務形態や待遇

気になる勤務形態や待遇について、筆者の実例をお伝えします。

待遇などは雇用先により異なるため、一例として参考にしてください

必須条件

看護師免許取得後、臨床経験5年が必要です。

あとは書類選考、面接があります。

勤務形態

非常勤雇用です。

時給制で実習期間のみの仕事を行います。

勤務先は看護専門学校や看護系大学など、看護師免許を取得するための学校です。

筆者の場合マイカー通勤可、交通費全支給でしたが、地域柄というのが大きいです。

有給、退職金、社会保険などは無し。

気になる時給ですがおおよそ1500円前後です。

春休み、夏休み、冬休みなど長期のお休み期間中は、実習がありません。

ヨモギ

セーブして働きたければ相談してシフト調整できるのも
非常勤のメリットですね!

看護師の働きかたは無限にある

看護師はある程度の知識と技術を積んでいれば、必要とされる転職先はたくさんあります。

公立病院病棟の激務に心身を病んで退職し、こんりんざい看護師なんて復職しないと思っていた筆者が

なんだかんだで今でも看護師を続けられているのは

看護師の働きかたの選択肢が幅広くあったからに他なりません。

もし現在、現職で辛い思いをしていたら
看護師求人サイトに登録してコンサルタントに自分の望む働きかたを伝えてみてください。

このサイトで紹介しきれないくらい、看護師の働きかたは多岐にわたっています。

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まとめ

この記事のまとめ

・看護師の働きかたの一つに看護学生の実習を指導する仕事があるということ

・病棟勤務だけが看護師職ではない

実習指導教員は、看護学校の専任教員の代行とも言えます。

専任教員は、病院勤務の看護師とは性質の異なった忙しさが特徴です。

授業や試験の準備、学生の提出物の採点、演習の準備、学生のメンタルケアなど

ここには書ききれないほどの業務量に追われています。

そんな専任教員の代わりとして、実習指導教員は学生の実習に引率するわけです。

実習が終わり報告に行くと、「助かります」とお礼のお言葉をよくいただき、嬉しかったのを覚えています。

公立病院の病棟の激務に心身を病み、もう看護師での復職なんて考えてもいなかった筆者は

このようにして看護師免許を活かし看護師職を継続していけました。

今回は実習指導教員でしたが、看護師の働きかたは多岐に渡っています。

現在、職場に不満を持つ看護師の皆さんにも、合う働きかたが必ずあるはずです。

もし今の職場環境に不満があって、心身を病ませるくらいなら転職したほうが身のためです。

合う働きかたさえ手に入れれば、余計なストレスを感じることなく、頑張って取得した国家資格を活かして生きていけます。

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あなたに合った働きかたが、見つかりますように。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます

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看護実習指導教員って?看護師が詳しく解説します

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